・太陽光発電で7割の人が損をするってホント?
・太陽光発電で得する人っている?
・太陽光発電で後悔しない方法をブログで知りたい!
太陽光発電をネットで調べると「太陽光発電 7割 損」という単語が流れてきます。
せっかく設置を検討しているのに損をする可能性があるなら購入するか考えてしまいますよね。
結論からいいますと太陽光発電はしっかり内容を理解すれば損をしないで済みます。
この記事では、私の実体験を踏まえながら太陽光発電が7割損といわれている理由とその解決策をお伝えします。
過去に「太陽光発電で7割の人が損をする」という中吊り広告がでてた
中吊り広告 週間新潮「太陽光発電は7割の人が損をする」
— アンテナ (@aquadive) May 24, 2012
記事は読んでないけど初期コストを回収するには結構な量や期間掛けないと回収厳しいって話だろうな…。ハイブリッドカーだってそうだし。
そんなもんだろう…
ネットで太陽光発電を調べると「太陽光発電 7割 損」という文字をよく目にします。
このキーワードの大元になっているのは2012年の週刊新潮の中吊り広告が原因です。
記事の内容としては、「太陽光発電はメンテナンスが必要で一定の故障率があるにも関わらず、太陽光発電を導入した家庭で3割程度しか毎月の発電量をチェックしていない。その結果、発電量が少ないなどの異常に気付かないまま損をする可能性のある人が7割ほどいる。」というものでした。
以前までの太陽光発電のモニターは発電量をチェックしないと故障に気付かないかも知れませんが、現在の太陽光発電と連動するモニターは異常があればすぐに管理会社に連絡がいくシステムになっています。
太陽光発電に異常があった場合はすぐに対応してくれるから安心です。
おそらく記事なので読者の目を引くために過激なタイトルを付けた可能性が高い内容でした。
太陽光発電で損をする可能性が高い6つのやばいパターン
それぞれ解説していきます。
悪天候によって発電量が少ない
雨やくもりの日はもちろんのこと、雪が太陽光パネルに積もりうまく発電できなかったりする場合があります。
データとしては悪天候の日は晴れている日より発電量が半分以下です。
当初予定していた発電量と差異があり元を取るのが遅くなるか、最悪の場合はマイナスになる可能性もあります。
天災でパネルが故障しメンテナンス費用が余計にかかる
台風や地震などで屋根に設置している太陽光パネルが故障・破損してしまうパターンです。
メーカーによって自然災害時の補償が有償のところと無償のところがあります。
そのため複数の業者から見積りをもらって比較することが重要です。
収支シミュレーションが実際の発電量と異なる
太陽光パネルを設置するさいに業者が出してくれる発電量のシミュレーションの用紙はあくまでも予想なのでその数値を下回る場合もあるのを頭に入れておきましょう。
10年後に売電価格が下がるのを考慮していない
FIT・FIP制度(固定価格買取制度)という国が定めたもので、この制度を利用することにより賦課金という形で電気を買い取ってもらえます。
ご自宅の太陽光発電で作られた余剰電力は、電力会社へと送られ、買い取り料金が利用者へと支払われる仕組みになっています。
設置した時期 | 買取価格 |
2020年度 | 21円 |
2021年度 | 19円 |
2022年度 | 17円 |
2023年度 | 16円 |
上の表からも分かるように年々買取価格が下がっています。
さらに設置から10年後以降(卒FIT後)は買取価格が7~9円になるので、蓄電池を購入して発電した電気を売電せずに自家消費に回すなどの対応が必要です。
収支シミュレーションをしっかり取らないとライフプランが崩れる可能性も…。
設置に向いていない家なのに購入してしまう
太陽光パネルが一番発電する方角は南向きです。
南向きの発電量を100%とすると東西向きは80~85%となります。
周囲にビルなど太陽光を障害する建物がある場合はさらに発電量は低下します。
設置する際は専門家に相談して、自宅の屋根の方角や角度などを確認してもらいましょう。
業者に騙されて相場より高い値段で設置してしまう
訪問販売の業者が必ずしも悪徳とは限りませんが、悪い噂が多いのも事実です。
自宅に太陽光発電と蓄電池を設置するつもりで色々とやってるんだが、訪問の業者は大手であろうと価格が数十万高いからお勧めできないな。しかも型落ち品を押し付けられそうになったし。
— たか (@Taka_M3) May 14, 2023
記事内でもお話ししていますが、訪問業者だけで判断すると太陽光発電の相場が分からないまま購入することになるため必ず相見積もりを取ることが大事です。
太陽光発電で損をしない方法は4つ
・0円ソーラー(ソーラーローン)を利用する
・自治体の補助金制度を活用する
・専門家に収支シミュレーションをしてもらう
・初期費用を安くおさえる
それぞれ順に解説していきます。
0円ソーラー(ソーラーローン)を利用する
事業者が初期費用を一時負担して、太陽光発電設備を設置し、
引用元:環境省
住宅所有者は電気料金又はリース料を支払うことで、初期費用0円で太陽光発電を設置できます。
0円ソーラーのメリットは文字通り0円で太陽光発電が設置できることです。
デメリットとしては、制度を利用するのに年齢制限や築年数制限が設けられています。
0円ソーラーは初期費用かけずに太陽光発電導入できて10年後に貰えるお得なプランだと思ってたけど、ローンに組み込む場合も初期費用は0円だなってふと気づいてしまった
— 沖縄んちゅ (@chibalivess) July 11, 2021
となると、10年で元が取れないと思う場合は0円ソーラー、元が取れると思う場合は自力で設置した方がよいって考えであってるかな?
上記の口コミのように太陽光発電をローンで購入する費用を、売電収入で返済するイメージなので「0円ソーラーは損もなければ得もない」と言われています。
太陽光発電を購入して設置した場合の金額を参考にしてみて、導入を検討するのがオススメです。
自治体の補助金制度を活用する
東京都では新築住宅に太陽光パネルを設置する場合1kWあたり12万円(上限36万円)が支給されます。
自治体の中には補助金が出せる戸数が決まっているため、設置を検討している人はお住いの自治体で補助金制度があるか調べてみましょう。
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専門家に収支シミュレーションをしてもらう
業者に見積もりを依頼すると上記の画像のような年間推定発電量を出してくれます。
このシミュレーションを参考にすることで、何年後に元が取れるかを計算することができます。
初期費用を安くおさえる
太陽光パネルの設置費用は枚数によって変動はありますが、150万~300万円くらいが相場となっています。
できるだけ安い業者に依頼したいけど工事内容や保証はしっかりしてほしい。自分で複数の業者から見積もりを貰えば比較できますが、業者探し・メールや電話のやり取りは大変ですよね。
相見積もりを上手に活用することで安くて十分な保証がついたトラブルの少ない優良業者を見つけることができます。
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太陽光発電で後悔した人の口コミ
・住んでいる地域の日照率や高さ制限を知らずに設置してしまった
・設置費用が高すぎて後悔した
・電気代が値上がりしているのに設置しなかった
それぞれ解説していきます。(以下はTwitterからの出典です。)
住んでいる地域の日照率や高さ制限を知らずに設置してしまった
太陽光発電を入れて後悔したとか言う人の話聞いたりすると
— Tomoki Y (@nefiru) March 23, 2013
自分の住んでる地区の日照率や用途地域に高さ制限あるかとか調べて入れなよって思うわ
いくら太陽光パネルを設置しても発電しなければ意味がありません。
さらに高さ制限を知らずに太陽光パネルを付けて住民トラブルやクレームになる可能性があるため、設置の際は先に専門業者に調べてもらうのが安全です。
設置費用が高すぎて後悔した
自宅(3900万)+太陽光発電(600万)で4500万の負債を抱えてます笑
— ノリ☀️太陽光&メンテ&果樹&農地再生(ソーラーシェアリング) (@investmentNori) June 17, 2020
半分以上を太陽光発電で返せてますが、もう少し安くおさえれば良かったと今更、少し後悔してます。
太陽光発電で損をしないためには、初期費用をいかに安くおさえるかが重要になります。
間違っても訪問業者から取ってもらった見積りだけを鵜呑みにせずに、複数の業者から見積りを取って比較しましょう。
電気代が値上がりしているのに設置しなかった
太陽光発電って元取れないと思ってつけなかったけど、電気代がどんどんあがってくのをうけてなぜつけなかったのかと後悔😂
— たいやき (@taiyakiFA) May 15, 2023
太陽光発電は売電収入に目がいきがちですが、消費電力をまかなえることも利点です。
年々上がっている電気代も、太陽光発電を設置している日中帯は気にせずに使用する事ができます。
太陽光発電のメリットは3つ
●太陽光発電の設置で日中帯の電気代をまかなえる
●エコキュートをセットで設置することでガス代も節約できる
●屋根にパネルを設置したことで夏は涼しく冬は暖かい室内が保てる
それぞれ順に解説していきます。
太陽光発電の設置で日中帯の電気代をまかなえる
上記の画像のように発電量が多く取れる時間帯だと消費電力を実質タダで使用することが可能。
発電される時間帯は天候や季節によって左右されますが、7時から17時くらいまでが多いです。
日の出や日の入りの時間帯は発電量も少ないですが、日中帯(10時~16時くらい)は発電量のみで消費電力をまかなっている日がほとんどです。
余った電力は売電できて一石二鳥だね♪
売電収入や実際の収支が気になる方は次の記事で詳しく解説しています。
»太陽光発電を新築の自宅につけた私が実際の収支をブログで紹介!
エコキュートをセットで設置することでガス代も節約できる
戸建てに引っ越してからすぐに太陽光発電を設置したため、それ以前のガス代の金額を画像で確認できませんが、大人2人と0歳児1人の3人家族で上記のガス代です。
引っ越す前のガス代は4,000円~5,000円だったため、太陽光発電にしてからガス代は半分以下になっています。
理由としては太陽光発電にする時に、エコキュートという給湯器も同時に設置したためです。
夜中の電気代が安い時間帯に、エコキュート内のタンクに温かいお湯をためておくことが可能。
お風呂を沸かすガスを使わずにためることができるので、ガス代を安くおさえることができます。
屋根にパネルを設置したことで夏は涼しく冬は暖かい室内が保てる
太陽光発電を設置すると遮熱効果が得られ、屋根からの熱をシャットアウトしてくれます。夏場に室内温度が上昇する原因の1つが屋根からの熱であり、遮熱できると夏は涼しく過ごせます。
反対に冬場は設置したパネルが室内から熱が逃げるのを防いでくれるため、室温を高く保つことができます。
太陽光パネルを設置する前に比べてエアコンをつける時間や回数が少なくなりました♪
【太陽光発電で後悔した】と知恵袋で調べてみた結果
気になる方もいると思いますので【太陽光発電で後悔した】と知恵袋で調べてみました。
以下に質問者と回答者のコメントを載せていきますので参考にしてみてください。
Q.太陽光発電の屋根を付けて、後悔したな、失敗だった、無意味だった、という方はいますか? 爆発的に売れている太陽熱発電屋根ですが、償却まで 、20年~30年掛かって、しかも屋根の耐久性低下などデメリットもあると思いますがいかがでしょうか? 屋根瓦は最短で10年で葺き替え、ということも加味すれば、10年ごとに太陽熱パネルをその都度引き剥がすのですか?
引用元:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1241069332
A(ベストアンサー).今、付けるのを検討している立場のものです。売れているということは、元が取れると試算した人が多いからだと思います。国の補助があったり、住んでいる地域によっては県や市(区)の補助金がでて、負担が軽くなったからだと思います。また、補助金の条件として、ソーラーパネル1kあたり、65万円以内でないと補助金が出なくなるとの事で、5年ぐらい前と比較すると半額?ぐらいになりました。また、売電も48円が10年間約束されており、投資金額の回収まで10年前後と試算している人が多いようです。
質問者の屋根はスレートなのでしょうか?葺き替えをする場合、京セラのサムライはパネルが小さく最初に設置したとおりに戻さないといけないから葺き替え時の工事がかなり面倒と聞きました。だから質問者は一枚のパネルが大きいほうがいいかと思います。
地域によって、太陽光の日照時間が違いますので、質問者のお住まいでシュミレーションされたらいかがですか?そういう私もまだ決心していません。(笑)
Q.太陽光発電を設置して後悔した方はいらっしゃいますか? 経済的にも設備的にも肯定派、推奨派の方がほとんどですが、そんなに太陽光発電ってオススメですか? ちなみに、我が家はオール電化です!
引用元:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1129140011?__ysp=5aSq6Zm95YWJ55m66Zu744Gn5b6M5oKU44GX44Gf
A(ベストアンサー).悪い業者にだまされてしまった場合は別ですが、ここで回答されている方は、事前によく検討してから設置しているので、設置直後に後悔されている人はいないと思います。
本当の経済効果は10年後になってみないとわからないのです。
すでにオール電化でローンが無く、屋根の形状に問題がなければオススメですね。
10年間の電気代を前払いしたような感覚でしょうか。
結果的に知恵袋としては、しっかりシミュレーションなど事前に検討して設置すれば悪徳業者に騙されて購入する以外で後悔する人は少ないという回答が多かったです。
太陽光発電の設置費用の相場を知るためにも複数の業者から見積りを取るのが大切です。
太陽光発電は7割が損する理由:まとめ
記事内でも説明していますが太陽光発電は天候に左右されるため必ず得をする物とは言い切れませんが、上記の方法を行うことで損をする可能性が格段に下がります。
太陽光発電の設置をするか迷っている方がいたら、無料でできる相見積もりを取ってから検討してみるのをオススメします。
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